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全ての原因は相手にあるという誤解

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私はある人物と袂を別ちました。
その経緯について少し詳細に述べたいと思っています。

最初、私は未熟にも彼が素晴らしい人間だと感じ、
彼の計画の詳細をたずねるべくメールを送りました。
しかし、その返信は実に稚拙なものであり、私は少なからず失望を覚えました。
同時にその人物がある意味純粋な人間であると感じ、
お節介ながら彼の見識を広げる手伝いをしようと思ったのです。

私は彼の考え、というよりは思いを
論理的に整理し、彼の行動を支援しようとしました。
そんな私の思いが通じたのか、彼は私を「軍師として迎える」という発言をしました。
しかし、彼は私の提案・助言を実行に移すことはなく、むしろその逆を行く始末でした。

そんなある日、彼は突然
「二度とメールをするな」
という意味のメールで一方的な断絶宣言をします。
理由も何も書かれていません。

私は訳がわからず、理由の説明を求めると共に
自分に非があったのであればそれを教えるよう頼みました。

その返信は全く要領を得ないものでしたが、
彼が「自分は落ち込んでいる」と言いたいようだったので
励ましのメールを返しました。

それに対する彼の返信は衝撃的なものでした。
以下に引用します。
(ご本人様、もし不快なようでしたらご連絡ください。削除いたします)
> 今日はふたつのお願いを伝えにきました。ひとつめ、6月にな
> ったら戻ってきて下さい。ふたつめ、6月以降またひどく弱気
> になったら二度と戻ってこないで下さい。
>
> 貴方が無力なのではありません。僕が自分を疑っただけです。
> でも迷いは消えつつあります。相変わらず能力不足ですが、志
> は二度と揺らぐことはないでしょう。
>
> ・・・あ、みっつめですね。今度、飲みに行きませんか?
なんでしょうか?これは。

一度、一方的に関係を断絶しておきながら
こちらが優しげな態度を見せたら速攻関係修復をせまり、
そのうえ、「自分の調子が悪かったら再び関係断絶します」といっている。
私は流石にこの発言に甘い顔をするわけにはいきませんでした。

厳しい口調で諌めました。

すると以下のような返信が来ました。
(ご本人様、こちらの引用も同様です。)
> 先のメールで貴方を不快にさせたようで失礼しました。
> 僕はあくまで、お願いを申し上げただけで、
> それを聞く聞かないは、当然貴方の判断にお任せするつもりで
> したし、
> 真意を汲んでいただけるものと勘違いしていました。
> 怒りをかって当然です。本当にごめんなさい。
コレを読んで誠意を感じる方は少ないと思います。
ごめんなさい、と口では謝っているのものの
「お前なら真意を汲んでくれると思ってたのに、
 理解してもらえなくて残念だ!」
という本音が見え見えです。

彼は一時が万事こうなのです。
何かトラブルがあったら全て「相手の理解しようとする努力不足」だと。

私は「真意とは何か」を説明するよう要求しましたが
彼はそれを無視し、誠意のない返答を繰り返したため
「貴方と距離を置きたい」と告げました。

すると
「距離を置きたいなど言うとは、随分僕のことを下に見ているんだな」
という意味の発言をしました。

つまり、彼は私のことを下に見ていたわけです。
そして格下の私の発言は尊重する必要もないし、格下の私に謝罪する必要もないのです。

彼は全ての人を下に見ています。
おそらく今も私を見下していることでしょう。

私の言葉が彼に届く日は永遠に来ないのかもしれませんが、
私は彼を諌める努力を放棄するつもりはありません。

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